南知多ゲストハウス『ほどほど』の程々な日々: 尾州廻船内海船船主内田佐七家

2013/09/25

尾州廻船内海船船主内田佐七家

2013年5月1日、南知多ゲストハウス「ほどほど」オープン!
http://hodohodo.jimdo.com/

28(土)29(日)かなり余裕があります。
2~3名グループの方、お値段そのままで個室を提供できます。
南知多の島と海の幸を堪能しに来ませんか?
宿泊のご予約はこちら!

【ご注意ください~】9/24-27、10/12-14、26臨時休業

日曜日にゲストさんを内海におろした後、
なんとなく吸い寄せられてふら~っと寄って見ました。
尾州廻船内海船船主内田佐七家っ!!
(なんだか早口言葉みたいですね・・・)

内田家(さっそく略してしまいました。アハ)は
南知多町内海地区の豪商の家でして、
一般公開は土・日・祝のみです。

いつもは通り過ぎるだけなのですが、
たまたま日曜日だったので寄って見ました。

入館料300円を払うとガイドさん(南知多教育委員の方)が説明してくれました。
先ほどまで居た老夫婦が退散して僕一人・・・

いや~、しかし。
今まで知多半島で見た中で一番立派な古民家ですね。
この内田家はなんと築140年!!!
江戸時代の後期に「廻船業」という今で言う運送業で大儲けした方のだとか。
明治に鉄道が開通するまでは物資の輸送は船。
最盛期には知多半島に1000隻もの運搬船があって、
江戸~名古屋~大阪~瀬戸内
まで、米や塩、農作物を運んでいたのだそうです。

黒塗りの壁に灰色の瓦。
こういった景色が知多半島の伝統なんでしょうね。


こちらがその運搬船。
知多はどうもお寺や神社が多いとか、
お祭りがやたらに地区ごとにあるとか思っていましたが、
元々地区ごとに廻船業のドンがいて、
すごく儲かったから神社を建てたり、
舟と部下の安全を祈ってお祭りが多いんですね~。
なんだか腑に落ちました。

この方、4代目の内田佐七さん。
大正時代に大活躍しました。
日露戦争のときに大激戦で有名な203高地で戦ったそうで、
その時日本軍の大将だった乃木さんをすごく尊敬していて、
「乃木大将のようになりたい」
とおヒゲをはやしていたそうです。

廻船業がすたれてきた大正時代に、
この4代目さんは事業家として大成功。
当時知多で3番目の郵便局を開局して、
それが後に知多銀行を設立して、
知多銀行→東海銀行→東京三菱UFJ銀行
と、現在のメガバンクの元を作ったのだそうです。

また、当時日本で3番目にレールが敷かれた国鉄武豊-大府間にあわせて、
内海から武豊までバスを走らせて、
それが知多バスの前身なのだそうです。

他にも南知多の観光業にも力を入れたそうで、
なんだか知多半島の歴史を勉強になりました。

土・日・祝の前日にほどほどに泊まってくださった方、
僕が車でご案内します。ぜひ一緒に見に行きましょう~!

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感謝!コスギマサユキ

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